交通事故後の通院で損をしないために知っておきたいこと
2025年7月19日 カテゴリー:通院方法

交通事故でケガをしてしまった場合、回復のために治療機関へ通院する必要があります。このとき、身体のためにも、保険や損害賠償の面でも「得する通院の仕方」がある一方で、「損をしやすい通院の仕方」もあります。この記事では、交通事故後の通院に関して、よくある疑問と注意点をご紹介します。
まずは医師による診断を受けましょう
交通事故でケガをしたときは、必ず医師による診断を受けることが重要です。医師免許を持つ医師が診断しないと、後になって「本当に事故でケガをしたのか?」と争いになることがあります。
たとえ治療に対してさまざまな考え方があっても、治療費を支払うのは自賠責保険や相手方の任意保険です。保険制度のルールに則って診療を受けることで、スムーズに補償を受けられる可能性が高まります。
必ず医師による診断を受ける
整形外科と接骨院・整骨院の違いは?
「整形外科と接骨院、どちらに通えばいいですか?」という質問も多くあります。
通院実績としては同じ扱い
慰謝料の算定においては、整形外科でも接骨院でも、1回の通院は1日分として評価されます。
後遺障害の申請を考えるなら整形外科がおすすめ
後遺障害診断書は医師が作成します。整形外科に通っていれば、医学的に根拠ある詳細な診断書を作成してもらいやすくなります。
治療実感を得やすいのは接骨院
接骨院・整骨院では、患部だけでなくその周囲の筋肉にもアプローチし、可動域の改善を図る施術が行われます。そのため、身体の変化を実感しやすいというメリットがあります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、ご自身の症状や仕事・家庭の事情をふまえて、通いやすい方法を選ぶことが大切です。
メリット・デメリットで選びましょう
通院頻度はどう考えるべき?
通院回数や頻度についてもよく質問をいただきます。基本的には、症状に応じた通院が望ましいとされています。
たとえば、受傷直後は痛みが強く、治療の必要性も高いため、通院頻度は多くなります。その後、回復に伴って徐々に通院を減らしていくのが自然な流れです。
注意点として、以下のようなケースは保険会社から不審に思われ、早期の治療費打ち切りにつながるおそれがあります。
毎日通院を続けている場合
「治療効果が出ていない=症状固定」と判断される可能性あり。
最初から通院回数が少ない場合
「通院の必要がない=症状が軽い」と見なされる可能性あり。
症状に応じた適切な頻度で通院しましょう
鍼・整体・温泉治療などは保険で認められる?
「鍼、カイロ、温泉、整体などを利用したい」というご相談もありますが、原則として医師の指示がなければ保険の対象にはなりません。
保険制度では、科学的に治療効果が認められている治療のみが対象となります。鍼やカイロプラクティック、温泉療法などは、個人差が大きく治療効果が客観的に証明しにくいため、医師の指示がないと保険でカバーされないのが現状です。
医師の指示が無い場合、保険の対象になりにくい
まとめ:通院で損しないために
交通事故後の通院は、治療のためだけでなく、賠償や後遺障害認定にも大きな影響を及ぼします。医師の診断を受けること、症状に応じた通院を行うこと、そして保険制度のルールに沿った行動を心がけることが、「損をしない通院」のためには重要です。
通院で損をしないためにも、交通事故に精通したHOPE法律事務所へお気軽にご相談ください。
